今まで何人もの患者さんから、『糖尿病では死なない』という言葉を聞いてきました。
う~ん…そうかなぁ。私はそうは思わないし、そもそも論点がズレていると思うけれど…。 糖尿病で一番心配しなければならないのが合併症です。 糖尿病は全身の血管に大きな負担をかけるため、 あらゆる器官にトラブルを発生させやすく、 特に、目、腎臓、神経系での合併症が有名です。 糖尿病性網膜症では、失明の恐れが、 糖尿病性腎症では、週に何度かの人工透析が、 糖尿病性神経障害では、手足の感覚が鈍くなり、 さらに悪化すると小さな傷が原因で足が腐り、切断を余儀なくされることもあるのです。 太い血管への負荷が起こると、 脳卒中、心筋梗塞、狭心症の原因ともなります。 やはり、『糖尿病では死なない』という考え方は、 治療の機会を遅らせ、事態がより深刻化するため、もったいないように思います。 まず、第一に専門医からの適切なお薬の処方とアドバイスを受け、 血糖値のコントロールをしましょう。 これは、絶対に怠ってはいけません。 では、漢方ではどのようなことができるのでしょうか。 ひとつは、糖尿病が原因で傷ついた器官や神経などの修復、維持を助け、 合併症の進行を予防したり、遅らせたりすることで、 生活の質向上につなげます。 もうひとつは、体力や免疫力の向上です。 糖尿病になると、どうしても免疫力が低下し、 傷が治りにくかったり、風邪などの感染症をもらいやすかったりします。 季節や体調に合わせ、免疫力アップすることで、 日常のパフォーマンス向上につなげることができます。 あなたのカラダは、一つしかありません。 カラダへの思いやりは、過ごしやすい日々にかえってきます。 今日から始める健康習慣で、毎日を生き生きと過ごしましょう!! 漢方鈴鹿堂薬局(11時~20時・金曜定休) 03-6273-2311 【4月の臨時休業日】 11日(火)18時まで営業 コメントの受け付けは終了しました。
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6月 2024
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