日本人は胃腸が弱い、という話を聞いたことがありますか?
実際、患者さんを診ていても胃腸の弱い人が多いのですが、 これは、漢方医学では、海に囲まれた島国であることが関係していると考えます。 秋から冬にかけては、空気が乾燥していますが、 気温が高くになるにつれ、湿気が多くなることが胃腸を弱らせる原因の一つです。 さらに、お刺身などの生ものを食べる文化や、 冷たい飲み物を飲む習慣が、胃腸虚弱を生んでいます。 さて、今日は、胃腸虚弱と不妊症について考えます。 もうこれは、非常に単純な話なのですが、 人間も動物である以上は、本能的に自分の命を優先させます。 つまり、胃腸の弱さは、血液の質の低下、ホルモンバランスの乱れ、体力の低下、自律神経の乱れなどにつながるため、 体はエコ運転を開始します。 このエコ運転をする際に、真っ先に出力を低下させる場所の一つが、 生殖機能なのです。 ですから、胃腸が元気かどうかは、お子さんを希望される方にとって、 とても大切なポイントになります。 もちろん、胃腸の弱い方が妊娠をご希望される場合、 胃腸の薬だけを出すわけではありません。 漢方薬で胃腸機能をサポートする目的は、 妊娠力アップを目指すお薬の吸収力を高め、 お母さんの体づくりと、生まれてくる赤ちゃんの元気につなげることです。 疲れやすい、食後眠くなる、むくみやすい、太りやすい、食べても体重が増えない、下痢しやすい、便秘しやすいなど、胃腸が弱い傾向を感じたら、 漢方で体をサポートしながら妊娠を目指してみてはいかがでしょうか。 漢方鈴鹿堂薬局(11時~20時・金曜定休) 03-6273-2311 コメントの受け付けは終了しました。
|
漢方鈴鹿堂薬局東京都新宿区の漢方専門相談薬局。 アーカイブズ
6月 2024
|